バブル崩壊後の就職難を『就職氷河期』なんて言っておりましたが、
まさに、2007年は『求人氷河期』の突入です。
株価の上昇と、企業減税が追い討ちをかけ、庶民レベルではなく、
法人レベルで、手ごたえのある利益を得られたところが、
2007年の新卒写真の採用を増加させてきた。
国民ひとりひとりの景気状況はまだまだ雲間から日が差した程度なのだ。
もちろん、その圧迫を受け、採用難なのは、平均的な中小企業であり、
若者が就職に求めてしまう、高給低労(そんな言葉はないか・・・)の企業だ。
それが肌で感じてしまうのが、実に全国111箇所のライブハウスで、
数ヶ月続いて求人募集中であることだ。
イエロースパンで運営している音楽バイト・仕事探し『シゴトクレ』。
名前はふざけているが、中身は求人情報へリンクしている求人サイトだ。
お世辞にも、待遇が良いところは、皆無に近く、何を求めて就職するかが、
カギとなってくる。
将来に不安がある若い世代にとっては、待遇について一切の妥協がない。
『少しくらい給料が低くても、好きなことをしたい』という気持ちの人が
ある程度の給与で、ある程度の休みと、やりがい。
その『安定就職』を求めてしまうがゆえに、中々、人が集まってこないという
悪循環が発生してしまっているのではないか。
ただ、雇う側も、妥協はしない。賃上げしてまで、人を増やそうという気持ちは
ないのだ。
参考として、楽器店のアルバイトは、時給\800-850スタート。
正社員は、月給18万円くらいが相場のようだ。
しかしながら、ライブハウスの給与は、その水準を満たしていないところが
多いようだ。
(※具体的な金額の提示をしているところは、ない)
氷河期を物ともせずいるには、どうすればいいのか。
まずは、多くの面接をこなす環境を作ること。
現在、求職者が0であれば、もう既に氷河期に突入したも同然である。
求人にお金をかけられないところは、徐々に氷河に落とされてしまっている。
残念ながら、いい人材が来る確率がないに等しい。
『就職したい企業ランキング』というものが毎年のように発表されるが、
上位は、ほとんどがCMでお馴染みの大企業だ。
就職先として志望する理由についての質問では、
「仕事がおもしろそう」が最も多く、「大規模」「一流」「信頼」が上位に並んだ。
という結果だ。
何を持って、おもしろそうと判断しているのかは、微妙だが、
この結果を見る限り、確実に、外観イメージも含まれていることは確かだ。
それを雇用者目線で見てみると、どういう企業が好まれるかがわかる。
あまり革命家のような野心を持った人はいないのだろうか。
毎年同じような結果になっていることが情けなくもある。
さて、労働力人口、50年に2/3になるという統計が発表されている。
単純に、1/3の企業が倒産か、合併で無くなると考えると、
非常に恐ろしい自体だということが分かる。
仲のいい友達のうち、3人に1人は無職に陥るというのだ。
あと43年もあるから、自分には関係ないなんて思っているが、
新卒22歳が、43年働けば、ちょうど65歳を向かえ、退職を考えることになる。
そのときに、社員が少なければ、当然、会社からの退職金なるものも、
保証されない状況になることも考えられる。
会社が潰れてしまえば、泣いても、退職金は減るか、まったくでないのだから。
2007年『求人氷河期』の幕開け・・・それは、
若年日本人の取り合いが、始まったのだ。
ちなみに、先に紹介した、『シゴトクレ』は、イエロースパンのコンテンツの中でも
ライブハウス情報に続き、第2位の人気。
これから伸びることは確実ゆえ、
充実させていきたい。